シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

100均の洗濯挟み その2

 100均のステンレス製ピンチをスピーカーケーブルに挟むと音質が向上する話の続きだ。セリアで購入したステンレス製ピンチは5個で100円と安いので、もっと買って実験してみることにした。

 使うスピーカーケーブルには条件がある。まず、丸形ツイスト構造では使えない。細ければいいが、ピンチが挟まらなくなるからだ。平行タイプに使うのだが、被覆が丈夫で高価なケーブルでも効くのか確認してみる。メインで使用中のアクロリンク6N-S1000Ⅱで試してみよう。被覆が頑丈だが、外皮が平らなのでピンチは理想的に挟むことができる。このケーブルには一カ所に2個必要だ。SP側から50㎝位の位置で試聴した。

 これは予想以上に効果が大きい。音像が高密度で実にクリア。ジャズベースは締まるが痩せることはなく音圧も高めだ。アクロの高純度銅は、刺激感が無くて滑らかで聴きよいけど物足りない・・といった部分を見事に解消してくれている。常設しておくべきだ。

 では、数を増やしてみよう。多く買ってあるので、ケーブルの中央とアンプ側から50㎝あたりにも挟んでみた。2個づつなので、4個増やしたことになる。ところが、これがほとんど1カ所のときと有意差がない。モニターPCのPC10Sのときは増やすと効きすぎた印象だったが、極細多芯構造はそれだけ芯線が振動しているということか。そうなると、単線構造だと効果があまり無いかもしれない。たしかにアコリバのSPC-AVをワイヤーグリップしても、あまり大きな変化ではなかった。

 ワイヤーグリップと違ってピンチはバネの力で挟むので、いずれ緩んでしまうだろう。ましてや100均の商品だ。効果を発揮しているのがどの位の期間かは、長期使用してみなければ分からない。しかし、それでもCPは抜群に高いと思う。

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