シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

PC-Triple C

 空前のヒットとなったPCOCC-Aが生産できなくなって四苦八苦したケーブル業界に、救世主のごとく誕生したPC-Triple C。独自の鍛造技術で仕上げられたその実力は巷で評判を呼んでいる。
 しかし、懇意のショップの店長はどこ吹く風、まったく興味なし。ゾノトーンの手ごろなSPケーブルは新旧置いているので、同価格帯のPC-Triple C素材のヤツをサエクが発売しているから置いてくれと懇願。すると置いてくれたのだ。アリガト〜(o^∀^)
 で、試しに購入したのがSPC-350だ。細い練り線でツイスト構造を採用しており、カットしてみると中に綿糸を介在している。あまりに細くて銅線を剥き出すのが難しい。しかし、実はこの細さがオイラのシステムには必要なのだ。
 リファレンスはFAL推薦の電話線(インターフォン用単線)で、フライングモールから直近で結線している。音は多少細身でありながら輝きのある透明度、カチっとした解像度が特徴で、広大な音場に満足している。これがどう変化するのか。
 素晴らしい!高域から不要な輝かしさが消えて細身な印象もない。中低域の厚みが増し、よりニュートラルなバランスになった。単線から練り線に変わったからか、カチっとした輪郭の低域ではなくなったが、ボケて膨らんだわけではない。むしろ音像はコンパクトに密度を増し、透明度や解像度はさらに高くなっている。以前は冷たい響きに感じられた部分も、良いレベルに暖色方向に振っている。特に素直に伸びきった高域と、大音量でも一音一音が埋もれない分離の良さが気に入った。結果、聴こえなかった音が出てきて感激している。思惑通り、基礎得点が上がったという印象だ。

これで、以前リファレンスとしていたマッキンMC252とアクロリンク6N-S1000Ⅱは、完全にサブシステムへ追いやられた。