シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

100均の洗濯挟み

 2月に100均のセリアで見つけた洗濯挟みがケーブルインシュレーターとして大変効果的だと書き込んだ。(2021-2-22 愚かな商品  ケーブル・インシュレーターその3 参照) この洗濯挟みの次なる報告だ。

 TADモニターに太いNMCやPC10Sを使って実にバランスの良い音が得られた。この場合、メインで使っている管球式グライコLXV-OT9は使わず、アキュのトーンコントロールを使った方が中域に厚みが出る。ガチガチのモニターから脱却が目的なのだ。しかし、音が膨らみすぎて散漫な印象・・ケーブルに振動対策すればいけそうな気がする。そこでこの洗濯挟みを思い出した。

 前回は、サブウーハーの音圧で振動する床からケーブルを離すことが目的だった。しかしケーブル自体を強く挟むことで、スタビライズ効果の方も大きいかもしれない。早速実験してみよう。片チャンネル1.5mほどの両SPケーブルに、2箇所ステンレス・ピンチを挟んで比較試聴した。ソースはウィリアムス浩子がいいだろう。

 これはスゴイ!ボーカルとベースが見事に引き締まって高密度に大変身した。その影響か、ピアノの高域が大変クリアで滲みがない。音像は明瞭に前に出てくる。100均の洗濯挟みでこんなに大きく変化してしまっていいのか?空中に浮いたケーブルに使っての効果なので、明らかに挟む行為がスタビライザーとして機能している。こりゃ大発見かも・・(〃゚艸゚))

 ならば、普通のプラスチック製ピンチならどうか。これがダメである。音が膨らみ、滲みが出ている。無いときと比べてもあまりメリットを感じない。安い平行タイプのスピーカーケーブルを使っている人で、音を引き締めたいと思っているなら、100均でステンレス製のピンチを買って試すのを勧める。 

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ケーブルを変えても同じ効果が得られた。特にPC10Sは劇的変化で、やりすぎると音場感を阻害してしまう。

何年か前に採用したワイヤーグリップと同じ用途だが、こちらの方が安価で簡単だ。しかもその効果は劣らないと思う。