シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

LOOP/ループ-時に囚われた男-

 2016年公開のハンガリー製B級ファンタジック・サスペンス映画。

 本当はSFの分類にしたいところだが、タイムループについて一切説明がないのでサイエンス・フィクションとは言えないだろう。これは、「トワイライト・ゾーン」や「世にも奇妙な物語」で扱うに相応しい一遍だ。

 金は掛かっていない代わりに謎だらけのストーリーで、解説に臨んだ御仁も見かける曲者作品だ。オイラも一丁乗ってみるかと考えたがやめた。本作からは時空間を扱った難解な挑戦状の意図が感じられず、あくまでもファンタジーとして不思議な気持ちで受け取ってもらいたいように思える。なぜなら、明らかに無意味と思えるカットの思わせぶりが多く、これが何なのか意図が読めないからだ。

 でもオイラなりに全貌を解釈してみると、これはタイムリープというより別の平行世界の過去へ送られるパターンだ。だから過去の自分と格闘もできるし、同一時間軸の繰り返しでないから同じ人間が際限なく増えるわけでもない。意味不明な場面は異なる平行世界で説明がないだけと解釈する。ジャンプ体験するのはヒロインと主人公で、ヒロインが口火を切る。でもすぐに死ぬ運命を付与することにより、焦点を主人公に絞っている展開は良い。その後、自分が死ぬ世界を見た主人公がジャンプした先では、死なないための決断をすることで新たな平行世界が作られていく。

 それでも妙なシーンはあるもので、周囲の人間までデジャブを体験している。これは、平行世界の過去にジャンプした主人公の影響により、記憶がエコーのように周囲に反映していく・・といった変な理屈モドキが必要となる。

 ラストのブラックな締め方は、もはやこの手の作品の定番サービスであって解明云々はヤボであろう。まあ、そんなルールに沿った不思議な世界で、クズ男が改心していくファンタジーとして観るものだと思う。


www.youtube.com

以前観た「シンクロニシティ」のときみたいにグラフ化もできそうだが、面倒なのでやめた。(2017-02-05  シンクロニシティ 参照)

サードシステムの不思議 その2

 サードシステム単体ではやはりBGMにしかならない。これに東芝REGZA 55M550KというTVの音が合わさると、素晴らしく心地よい音になるのだ。

 それは何故か?サードシステムのセッティングには、適したインシュレーターや鉛を用いてはいるが、癖の無い音する程度の気配りだ。サテライトスピーカーは45度の仰角があって下方に設置し、サブウーハーは側面から90度内側に向けており、これも直接耳には届かない。よって耳に刺さる刺激はまったく無く、前方で漂う感じである。

 TVは内蔵された電気補正が施され、バランスの良いf特性の音がTV画面全体から均等に放射されてくる。2つが合成された音は、明らかにピラミッドバランス型で柔らかい。無論、レンジや解像度は低いが気にはならない。これはあくまでもソフトがTVからの配信音楽プログラムで評価している。

 TVとサードシステムの間には50㎝ほどの前後差があるため、合成された音には似非な立体感がある。そして、実はもう一つ気が付いたことがあった。アナウンスやアニメの会話シーンでは、僅かな声の時間差が気になって違和感を覚えるのだ。これはスピーカー設置の距離差ではない。TVとブルレイ内蔵チューナーとでは違いがあるので、明らかに電気的遅延だ。このシステム上の僅かな遅延が、音楽鑑賞には程よいディレイ効果を生んでいるのではないか。そういえば昔、YAMAHAの音場創成器で様々なエフェクトを掛けて心地よい音場を楽しんでいた。カラオケをするなら、エコーを掛けた方がヘタクソも誤魔化せるものだ。反射音を利用するBOSEの音が、趣味人より一般人に受ける理由も似たところがある。

 どうも心地よいと感じる音は、一般的な感覚への単純な処方箋があるような気がする。

耐湿度コーティングに人工皮のエッヂ、ウォルナット無垢材のエンクロージャーという、まさにバブルの産物。

この時代の中古品は、劣化しないモノなら全て掘り出し物だ。

驚愕の台風15号

 台風15号はまさに驚愕だった。あんな小さな台風なのに・・

 先週、14号は体験した事の無い強力な力を持って九州を襲った。あの後だけに15号なんてハナクソ台風だろうと舐めていたのだ。実際、犬走りに置いた植木鉢を一切避難させていなかった。23日の日中はまったく緊張感はない。梅雨時のシトシト雨と同じだったからだ。事前の注意予告も、あまり気になるレベルではなかったと言っていい。そして夜になり、長雨は続く・・

 よくあるビックリ映像のTV番組を笑いながら観ていた。外は静かなものだ。すると、ムッス~が回転寿司から帰ってきて「水路が大変なことになってる!」というのだ。

 外に出ると風はないが、本当に酷い雨。家の前の水路に懐中電灯を向けると、あり得ない水かさである。こんなのは初めてだ。あわててニュースに切り替え、PCやスマホで状況確認をすると、かなりヤバイのが分かった。22時40分には市内全域で避難指示が発令、こんなことはオイラが現役の間でも一度も無い。

 それから1時間後、再度水路を観ると、道路まで冠水した水面が敷地と同じ高さになっている。そんなの珍しくも無いと言われようが、冠水した道路は両脇が水田なのだ。そんな道路が冠水するなんて・・何反もある田んぼに生育した稲がまったく見えない。全て水没したのだ。ムッス~が「ポニョの世界になっちゃう。」と漏らす。上手い事を言うなあ・・なんて笑ってられない。

 結局、そこから雨は小康状態となり、翌朝には濁流の水路が余韻を残してピーカン天気になった。我が家はスレスレ被害を避けられたが、街は酷いものだ。台風と言えば暴風と思いがちだが、穏やかで線状降水帯を伴って来るケースも恐ろしいとつくづく感じた。

 午後、市役所近くで作業服を着た市の職員がグッタリして歩いていた。南方にはまだ新しい台風の卵が育ってきている。まことにやな季節である。

退院三ヶ月後

 6月に脳腫瘍の手術を受けてから三ヶ月が経った。入院生活がつい先日のようで、まこと早いものである。

 時間が早く過ぎるのは、平凡な繰り返しの生活を送ってきた証明であるが、平和であるに越したことはない。これは、退院後の経過がすこぶる順調である実感が大きい。そして、3ヶ月後に予約されたMRIの検査と診察のため、世話になった医科大学付属病院へ赴いた。

 台風14号の動きが心配であったが、静岡県への影響が無くなった後で、車の運行も日常と変わらない平穏さだ。検査結果も平穏であればいいが・・

 予約時間より30分も早く受け付けたところ、速攻で呼ばれて15分ほどで終了した。ちなみに、MRIの検査を受けるときは、直前に担当者からどのくらい時間を要するか聞いておくとよい。長ければ40分以上、身動きできずに音が喧しい閉所にいなければならないからだ。我慢に要する時間は把握できた方が絶対気が楽である。

 予定より早く検査が終わり、診察の予約時間までに1時間もある。入院中に知った図書室に行って時間を潰し、30分前に脳神経外科の窓口へ。驚いたことに、患者がだれもいない!ここは対面にある眼科と共同の広い待合場所なのに、だれもいないのだ。大変広い空間にオイラ一人長椅子に座って待つ。案の定、すぐ呼ばれて久しぶりに担当医とご対面。検査結果は・・まったく問題なし。よかったあ。ヽ(^◇^*)/ 

 それにしても患者がいない。医師にそんな事を聞いてみると、台風が去ったばかりでまだ外来者の足が鈍ってるらしい。レアな現象のようだ。

 再発の傾向も無いので、次の事後検査は半年後となった。そこでも問題なければ次は1年後となっていくらしい。以前大腸癌で入院した後の、5年に及ぶ検査と大変な自己管理とは雲泥の違いがある。まずはやれやれだ。

サードシステムの不思議

 何度か話に出てくるサードシステムについて、全システムの紹介レビューをしたときにBGM,AV用だと記載した。(2021-01-27  マイシステム紹介 参照)実は今、ピュアな鑑賞でも無視できない存在になっている。

 サードシステムは、オンキョーのTorino#3という古い3Dスピーカーのサテライトに、アイワのミニコンポ用のサブ・ウーハーを組んだもので、ケンウッドのフルデジタルレシーバーで駆動している。すべて格安中古品で、特にスピーカーはトータル2千円というジャンク品だ。ところがこの各々が大変な優れもので、「サードシステム」で検索してもらえれば詳細が知れるところだ。

 当初はシステム紹介通り、BGMや映画鑑賞のAV用として軽く扱っていたが、6月にTVが最新の東芝レグザになって、内蔵スピーカーの音が良くなったのが切っ掛けとなった。それならとNHKのクラシックを観みるとき何気にサードシステムの音をミックスしたら、抜群に心地よい音に合成されて唸ってしまったのである。

 FALやTADとCDソフトで比較すると、高域は伸びないし低音は過多でぼやけている。音像は無いに等しい。しかしここにTVの音声が加わると、聴き心地の良さはメインシステムすら上回る。実に不思議だ。優れた音と気持ちの良い音は違うのだと改めて認識せねばなるまい。

 サードシステムの音が何故心地よいのか・・しばし考えてみたい。

 

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

  オイラにとって、宇宙戦艦ヤマトは「愛の戦士たち」で終わっているので、それ以降の作品は観たことが無い。その当時は高校生になった頃なので、別のマセタ興味に走ったわけだ。

 まさにそれ以降をリメイクした2205には興味が無かった。ツタヤで借りて観る気になったのは、DVD2枚に収まっているからだ。このコンパクトなまとめは、前作までの反省なのか。TVシリーズにする気が無く、映画のブツ切りだからであろう。逆にそれならまとまりが良いかもしれない。一気に観終えた感想は、まあこんなものだろう・・だ。

 舞台設定は薄々分かっていたので、デスラー中心の話になるだろうとは予想していた。正直言って、イイ人になりすぎである。一人でも多くのガミラス人を救おうと決死になる姿は、2199で多くの市民をヤマトもろともデスラー砲で吹っ飛ばそうとした狂気と相関しない。スターシャの衝撃の告白も、はいはい、これもガトランティスと同様、スタトレのドミニオンパターンね・・と新味がない。唯一、他国間の戦争に同盟国の決断を迫られる展開は面白い。しかしそれは物語の主題でも何でもないのであっさりしたものだ。また、若い世代の描写は時間的に逞しく成長させるのに無理がある。コンビニでダシの染みていないおでんを急いで食べたような印象だ。

 この話は3199へと続くらしい。どうせなら今度はDVD一本にまとめてはくれまいか。それなら無茶な欲張り設定をする気にならんだろう。


www.youtube.com


www.youtube.com

本作のクライマックスは変だ。デスラーの船がデザリアムに突っ込んだ後、切羽詰まったスピード判断の状況で何故あんな時間的余裕があるのか。

それに・・リメイク段階で、日本人しかいない世界っておかしいと思わないのだろうか。

コンセントプレート対策 その3

 オーディオ系統の壁コン2カ所のプレートに防振対策をした試みは成功だった。使用したfo.Qのシートはずいぶん余っている。そこで、電源タップのプレートにも貼ってみようかと思い立った。手を入れるなら、アンプ系に使っている鋳鉄タップだ。

 これは2014年に懇意のショップで作ってもらったタップで、安価にするためにケーブルは自前のハイエンドホース、コンセントはWN-1318を使っている。(2014-02-14  電源タップ  その3 参照)見てくれはゴツイけど粗さは無く、音は壁コン直だしにするよりも優れるのだ。松下のWN-1318はJIS規格であるが、これはネジで固定するプレートを採用している。fo.Qを貼る個所を工夫すれは効果的な防振アップになるだろう。

 もはや素人には音の変化が分からない。ピアノの音がより澄んでキレがよく聴こえたり、大音量がよりスムーズな気がするが、正に気のせいレベルだ。断言できるのはまったくネガティブなところが無いことで、対策自体は精神衛生上の満足に繋がる。おそらく向上していようが、オイラには比較判別できなかっただけなのだ。

 もう耳タコ試聴は飽きたので、別のディスクを引っ張り出すと、例外無く皆素晴らしい。フォルテで音がまったく濁らず、生々しくて大音量がたいそう気持ちが良い。今はもう、他に音質アップをする術が見当たらない。