デジカメの時代になって、写真をあまり引き延ばさなくなった。いや、今風に言えば画像データを紙に印刷しなくなった。
紅葉を撮りに行って、ちょっと気に入った写真を母親に渡そうと思い、カメラ屋で頼むことにした。サイズは4つ切りでいいだろう。頼むと10分ほどで仕上がると言う。なんて早いんだ!店内で待って受け取ったその仕上がりは・・まあ、悪くはないがPCで確認した色ではない。明らかに機械焼きの差異が見て取れる。まあ、手焼きを頼んだわけでもないし、許容範囲と持ち帰った。
翌日、母親の家に持っていくと、丁度良い額が無いので調達することに。先ほどの店に行けば様々な写真用の額がある。しかし、何故か4つ切りタイプが見つからない。店員に聞くと、取り寄せになるという。「うそだろ!」オイラは思わず叫んでしまった。沢山あるのは、A4、B4といったコピー用紙サイズばかりだ。自宅でPCから印刷までできる時代では、写真のサイズも事務用品と同じになっているわけか。ホームセンターから100均、額縁屋まで廻ってみたが無いのである。
昔、フィルムカメラをやっていた頃は、紙に起こすのは4つ切りが定番だった。もはやそんな規格はネット上で解説が出てくる始末で、死語となったようだ。