シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

年賀状

 先週大きなイベントの使役を務め、今年の業務もほぼ片付いてきた。気が付けばまだ年賀状を作っていない。
 昔は年賀状も気合を入れて作った。それこそ手描きで干支をしたためて下手な字をカバーしたものだった。昔から絵を描くのは得意だったのだ。その頃はまだ学生で、送る相手も限られた相手だけだったから出来たわけだ。
 その後、社会人となり、付き合いが増えて結婚した後に子供が授かると、当然子供の写真が主役になってくる。カメラを趣味にしていた頃でもあり、年賀状用の写真にも気合が入った。自宅でプリントする前は業者に頼んで高い金を払ったものだった。
 で、今である。ディスクに登録された名簿から、喪中の知らせが来た知り合いを抜いて宛名を印刷し、適当な挨拶定型句を引っ張ってきて印刷して終わり。こんな調子だ。
 さすがに近年は50枚位に絞ってきたが、ホントに無駄に思えてきた。たしかに、正月になって音沙汰ない知人から来るハガキを見るのは楽しい。しかしそれはやはり気持ちがこもったものだけだ。オイラが毎年義務で刷っている年賀状と同じレベルのものは見る気もしない。もはや送る意味がないのだ。
 若者はほとんど年賀状を作らない。メールで十分だと言う。昔の自分を思い出すと寂しい事だが、内心その通りだと思う。