シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

インフィニティ InfiniTesimal

 隣町のショップで中古のレアなスピーカーに出会った。インフィニテシマルだ。

 インフィニテシマルはインフィニティの黄金期に発表されたIRSシリーズの最小スピーカーである。実はオイラ、IRSシリーズにこんな小さな商品があったことを知らなかった。ググってみると、結構マニアに人気があるようだ。

 まずその外観に驚いた。ユニットは有名なEMITリボンとポリプロピレンウーファーであり、確かに往年のインフィニティの様相。そのエンクロージャーが凄い。アルミダイキャストに無垢の木がボルト締めされている。背面は昔風情のワンタッチターミナルで、2段階アッテネーターとCONTOURというスイッチがある。持ってみると、尋常でなく重い!傷も無く程度は良さそうだ。

 聴かせてもらおう。まずは耳タコのハンターから。たった数秒で素晴らしい音に惚れてしまった!!たしかに今どきの透明感や奥行き表現ではない。しかし大型スピーカーのようなバランスとスケール感、広大な音場と高品位な質感が魅力大だ。密閉型なのに詰まった印象もなく、低音の再現も立派なもんだ。気になる点は、上下の位置でかなり音像の締まりが変わってくること。これは高さの指向性が狭いのだろう。チャイコの協奏曲を聞かせてもらうと、やはり弦の音は繊細で気持ちがいい。

このシリーズは1,2,3とあるらしいが、これはどれだろうか。デザインは3のように思えるけど。たぶん、速攻でマニアが買うに違いない。こりゃ掘り出し物だ。

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