パイオニアが新しくスタジオモニターを開発した。
これにより、TADモニターのTSM-2201-LRはディスコンとなった。オイラはまだRMシリーズを目にしていないが、アルミダイキャスト製のバスレフ型エンクロージャーにハイテク同軸2ウェイユニットを乗せたものらしい。画像を見る限りでは、KEFのLS50を思わせる外観で価格も似たようなものだ。
オイラがTSM-2201-LRを手に入れたのが2012年初頭なので、サブとして6年以上使っているわけだが、まったく飽きの来ない一生ものである。今回新しく開発された同軸ユニットはアラミド繊維を使って耐入力をアップしているようだ。しかし耐入力に関してはパルプコーンを成型したTSM-2201-LRで十分過ぎるほどである。オイラはあり得ないほどの大音量再生もしているけど、まったく破綻しない。
新しいRMシリーズは3バンドのイコライザーが装備されている。つまり、デジアン装備のアクティブ型であって、業務用モニターとして徹底しているのが伺える。家庭内でも使いやすそうで興味深々だ。
しかし、今回のモニターはTADのブランドではない。TADの技術を受けついでいてもパイオニア製としてネームされている。これにより、TADによるモニタースピーカーの歴史は一代で終わった。ますますTSM-2201-LRは手放せない。