シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ディスプレイ・オフ

 FALのユニットを修理した後、システムが微妙な音質の違いを描き分けるようになった。サランネットの有無に続き、試したことのない機能をテストしてみよう。ディスプレイ・オフだ。

 オイラは機器のディスプレイ照明を切って聴いたことがない。世間常識ではノイズの原因になるとか言われるが、そんなもので音が変わるとは思えないからだ。高額機器ならメーカーは十分対策しているはずである。ディスプレイをオフにすると、実際扱いにくくなるのも試さなかった理由にある。

 テストは実に簡単だ。ただし、分かり易くするためにCDPとプリの照明を双方ともオフにして、オンの状態と比較してみる。始めは気のせいかと思った。しかし、ディスクを替えていくと確信した。間違いなく、オフにした方が音質は向上するのである。

 一聴すると、高域が落ちて大人しくなったような印象を持つが、すぐにこれはノイズ成分が減少してSNが向上した結果だと分かった。ボーカルの消え入る余韻から、キーンとしたメタリックな響きが消えている。それでいて間接音が減少したような印象は無い。音像の密度はさらに高まり、奥行きが深まったことでスピーカーに張り付いていた音が分離したのが見える。FALの真骨頂、見える音がここにある。

 これだけ違うのでは、今後ディスプレイはオフにして聞くべきだ。幸い、プリのCー2420は聴く前にデジタル表示でボリュームをセットしてしまうし、CDPの表示はどうせ試聴位置からは見えない。さほど不便に感じないだろう。

f:id:sima1234:20191117160420j:plain

後日、再度テストしてマランツのCDPの照明は、実に音質をプアにすることが分かった。