シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ナチュラル・サウンド・エンハンサー その2

 前回のつづき。メーカーはNS-1をDAC〜プリ間に挿入するのを勧めている。べつにプリ〜パワー間でもいいのだが、その場合この機器にトラブルがあったとき凄まじい爆音でSPが壊れる恐れもあるのだ。(FALイコライザーで経験済み)で、オイラはどちらでもなくレコーダー端子に接続する。これならいつでもスルーの状態に戻すことができるので都合が良い。
 久々に使うNS-1、まずはエンハンサー・ボリュームを適正な位置にセットする必要がある。まあ、購入当時に適当な位置は把握しているのだが、今回気合を入れて調整してみた。
 すると、11時位が良い感じで音楽の実在感がアップしてくるのが分かる。広がりや奥行にばかり気を取られていると、品のないサラウンドシステムのようになってしまう。ソフトによっては効果が分かりにくいものもあり、それは絶対テストに使えない。本機のように一歩間違えると邪道になりかねない機器は、あえて元々多くの音場成分を含んだ高音質ソフトを使って、違和感が無いポイントを探るのが賢明だと思う。
 調整の結果、常時オンでも良いのではないかという感触だ。若干明るめで立体的な演奏空間への変身は、もとの音が寂しくなるほどである。しかし、まったく不満が無いわけでもない。響きが冷たいのである。これはセッティングを煮詰めることで対処できそうな気がするので、後の楽しみとしよう。
 この機械を作っているNS工房という会社は、今では修理とメンテだけの営業しかしていないので、NS-1は貴重な存在だ。

この基本原理を見れば、な〜んだ・・という人も多いはず。