シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

クロック再検証 その2

 それでは同期周波数を再検証しよう。現在88.2kHzに固定しているが、その経緯は7年前のカキコを見ればわかる。(2013-9-15  クロック周波数の変更 参照)

 当時、176.4kHzから88.2kHzにすることで、クッキリと音の密度がアップして好ましく感じた。しかし、あれから多くの試行錯誤があって音は進化しているはずだ。とりわけ、音の精度やSN比はかなり向上している。部屋のチューニングもあって、再生音量も当時とは段違いなのだ。よって、176.4kHzに戻してみよう。

 アップサンプリングすると、いつも一瞬音楽がゆっくり聞こえる。当時の先入観もあってか、音場の広さがまったく違って聴こえる。クラシックはまさに広大、打ち込み系も逆相成分が部屋の後方まで広がって包囲感がすごい。当時の印象と明らかに違うのは、音像の輪郭が強調されないのに密度が薄くならない事で、逆に低音が充実している。ジャズベースやエレキを聴けば明らかだ。中高域のテンションは静まるが、以前の印象ほど間接音が顕著に感じない。つまりクラシック向きというわけでもなく、オールマイティに176.4kHzの方が好ましくなったのだ。これはあらゆるディスクを再試聴したくなってきた。

 さて、今回の再検証のためにG-03Xの取説を読んでいると、ディマーという照明の明るさを調整する機能がある事を今になって知った。アキュもマランツも機器の照明をオフにすることで、俄然音質がアップした記憶は新しい。(2019-11-20  ディスプレイ・オフ 参照)G-03Xの照明も完全オフにしてみよう。

 これは・・耳を疑うほどSNが向上するではないか!これが本来の実力なのか。なんてもったいない8年間だったのだろう。やはり取説は見ておくべきだ。

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