シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち

 7年ほど前の作品だが、最近になってツタヤでレンタルされることになった。
 中世の黒死病(ペスト)が流行した暗黒時代をリアルに描いた作品で、エンタメ的な派手さやファンタジックな要素は一切ない。西部劇で言う「許されざる者」路線である。
 主演はショーン・ビーンとされるが、これは明らかに修道士を演じたエディ・レッド・メインが主役である。本作はこの貧弱で信仰心が強い修道士が、悲惨な経験により変貌していく話だ。 ただでさえ暗い世相に、リアルで残酷な描写が加わって夢も希望もなく終わるのである。実に重い作風であり、地味である。そして本作から4年後に、この2人はまったく正反対の超駄作SF作「ジュピター」で再共演するというのも可笑しい。
 さて、本品はつまらないだけあって批評家にはウケているようだ。オイラはこの作品、スターウォーズ・エピソードⅠ〜Ⅲのパクリではないかと思えてしまう。まったく違う話でもテーマが似ているのだ。ラストのエディ・レッド・メインはダースベイダーにしか見えない。