シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

再販CDの音

 以前、CDが増えてくると、同じディスクを誤って買ってきてしまう事を書いた。去年の6月9日にスティーブ・レイマンのCDを買った時だ。またやってしまったのである。
 ブックオフのゴミあさりで買ってきたのは、宗次郎の「イメージズ」。オイラは昔、宗次郎の曲を集めていた。和の癒しに満ちたメロディに惚れ込んだからである。
 たしかにこの題名は聞いたことがあった。しかし、明らかに見たことのないジャケット。もし見落としのアルバムならと、買って車内で掛けてみる。「これかあ・・」明らかに持っているのだ。
 自宅で見比べてみる。オリジナルは1990年、今回のは再販のようで1998年製造と分かった。というか、流行った当時を思い出せば、1998年であるはずもない。ちょっと考えれば再販と気が付いたはず。280円というゴミ価格が油断を招いたようだ。
 ここで終わっては面白くない。スティーブ・レイマンのときは、ハイサンプリング仕様になっていたので、明らかに音がオリジナルと違っていた。時代が違えば、もしかしてこれも音が違うかもしれない。
 全然違うのである。発売元も同じサウンドデザインで、どこを見てもリマスターした記述はない。しかし、だれでもブラインドで分かるほど違う。低音の厚みは増し、音色は濃くなり、広がりは1.5倍ほどアップしている。録音のゲインが違うための誤認かもしれないので、ボリュームをいじってみるが明らかに音圧の違いによる差ではない。
 乱暴な例えをすれば、オリジナルは出来の悪い密閉型スピーカーのように詰まり気味で、再販盤は設計の良いバスレフ型スピーカーに変わったかのようだ。
 これは断然再販盤の方がいい。買って良かったわい。(= ̄▽ ̄=)V

上がオリジナルで下が再販盤。実はレーベルどころか、信号面の反射具合も違う。
ともに傷はないが、CDも古くなると音質が劣化してくるのかもしれない。