シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

勘違い

 理工系がサッパリなオイラ。長年オーディオが好きで趣味人を気取っていると、今更知って恥ずかしい事がよくある。
 音質改善を目指して功を奏すると、気分が高揚してついボリュームを上げたくなる。そして、以前より音が崩れずに大きな音で聴けるとニヤリとしたくなる此の頃なのだが・・
 サンシャインの調音パネルのおかげで、SNが改善してさらにボリュームが上げられるようになり、耳タコの「オールウェイズ」を結構な音量で聴きだした。すると左チャンネルから「バチッ!」という音が発生。ややや・・!これは、以前もあった症状だ・・
 試しにボリュームを絞ってリピートしてみる。やはりノイズは出ない。以前、管球アンプを使っていたときの状況と同じなのだ。あのときはスピーカーの限界かと思っていたが、パワーアンプをマッキンのMC252に変えてからはまったく出なくなったものである。つまり、これはアンプの頭打ちだ。
 J2は最大出力が25Wと非力だ。マックトンのKT88プッシュブルも25Wだった。かたやマッキンのMC252は10倍の250Wなのだ。しかし、ボリュームは9時をちょっと超えた位であり、これで限界?これが勘違いだったのである。オイラは、プリのゲインを上げてやれば少ないボリュームで大きな音が出るため、それだけパワーアンプの負担が小さくなるものと思っていたのだ。
 懇意の店主から「負担は変わらんよ。」と言われて恥ずかしいこと。つまり、アキュのプリアンプを最大ゲインにすれば、CDによっては8時ほどのボリューム位置で限界になるかもしれない。う〜む・・ハイパワーアンプの余裕という曖昧な要素が今更羨ましく思えてきた。
 スピーカーの能率を上げれば、間違いなくアンプの負担は軽くなる。そうした意味での選択もありだろう。しかし、マニアな友人は大型ホーンスピーカーをモノラル弩級アンプ2台で聴いている。それも小音量で。東名高速をぶっ飛ばす軽自動車がオイラだとすれば、彼は市街地を制限速度で走るフェラーリのようだ。