シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

さらばMC252

 マッキンのパワーアンプ、MC252を購入したのは2011年の春だった。過去ログを見ればその頃の感想が偲ばれる。あれから4年以上経ったとは・・時が経つのは早い。
 MC252はゴージャスだった。何が?音ではない。俗に言うマッキンの芳醇という言葉に似つかわしくないキレと締まりのある音である。ゲインが高く、それでいてハイパワー、40キロを超える固体はステンレスのピカピカボティに厚さ1cmのガラスパネル、その中に光るブルーイルミネーション・・まさに成金オヤジを連想させる存在感だ。実際購入当初、札束で殴られたような音と評価していた。
 そんなアンプを脇目に、サブで用意した貧乏アンプのフライングモールを使って、最近金持ちの音を出すことに成功した。住み分けたつもりのメインとサブのアンプが被ってしまったといえる。
 そんなときに現れたJ2の極上中古品。正直言って、聴くたびに音が違って聴こえるので評価は定まらない謎のアンプ。しかし可能性は高いと根拠の無い後押しが脳に嘯く今日。オイラは決心した。
 さらば、MC252。4年半の活躍は記憶に残った。特に、気難しいTADモニターを簡単に屈服させてしまったパワーには感心した。しかし、やはりオイラには見栄っ張り過ぎる。球アンプの故障ウンザリから導入したマッキントッシュ。導入が保守的な理由なので、ゴージャスなのにレボリューションしないという笑えない状況なのだ。もう決めてしまった。可能性未知のJ2と再婚する。貧乏臭い女がオイラにはお似合いだ。
 ショップのあんちゃんがMC252を引き取りにきた。人間のオナゴほどもある重量のアンプを簡単に引き抜いて持っていった。以外なほどオイラも後腐れを感じない。所詮、我が家は叶美香様が生涯住む場所ではない。

プロフィール画像を変えねばならんな・・