金曜ロードSHOWで「ハリーポッター祭り」として、シリーズ後半を連続放映している。
ハリーポッターは8作で一応完結するファンタジー作品。もはや大河ドラマと言っていい。新シリーズも控えていて、まだまだ本気で過去の作品にする気は無いようだ。何故なら、次回はエディ・レッドメインを主役に据えた事で分かる。
このファンタジー作品群、その世界的人気たるや凄まじい。映画の興行収益が一兆円近い巨大マーケットブランドとなった。まあ、それでもスターウォーズの4分の1以下なのだが。
オイラは特にファンというわけではないが、一応全作品は観てきた。世界観がシッカリしているので、登場人物の人間関係が魔法を使う児童書を超えたドラマに昇華させている。ヒットシリーズの定法どおり、作品はパワーアップしていくが、オイラの好みは最初の「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」だ。
別に作品として優れていると思っているのではなく、この2作が魔法学園での子供達を生き生き描いているからにすぎない。可愛い魔法使いの冒険を観たい、そのシンプルな要望に応えているのでリピートしたくなるのだ。ボルデモートが復活して、巨悪との対決構造に主軸が置かれ、思春期や悲劇を乗り越えていく話には興味が無いのだ。
しかし、客観的に観て主要キャラ達が大人になるまで、同じ俳優が演じているのは素晴らしいことだと思う。普通、できることではない。