門柱に車をぶつけ、やけ酒を飲んだ翌朝のこと。
6か月点検と修理相談にディーラーへ出向く。すると、すでに修理見積もりが出来ていた。まだ点検前なんだけど・・タイヤ、ホイール、キャップの交換で3万円強である。まあ、予想どおりだ。もちろん、ボディの損傷は見積もりに入っていない。錆び止めにタッチペンでも塗っとけばいい。
まあしょうがないか・・いや、ここで考えもしなかった浮気心が持ち上がった。実は事故前から、担当者がオイラの車は替え時だと目に付けて、この点検に合わせて手頃な中古車を探して用意していたのだ。
本来なら、タイヤもバッテリーも替えて新しい現用車は半年後の車検を通すつもりでいた。しかし、この愚かな物損でやけになっている今、別のオナゴに乗り換えてやろうかと思い始めたのである。担当者は「出物はね、まだ若くていい子ですよ〜」と自信満々だ。どれ、点検している待ち時間に見せてもらうことにした。
こりゃ・・スゲエ別嬪さんだ。Σ(ﾟДﾟ；) 車種は現行と同じプレマシーで、5年落ちだが型が今のものである。肌はツルツルで大した傷もなく、車内も実にキレイ。当然ナビも新しく、ＥＴＣが付いとるわい。さらに電動スライドドアに近年流行りのスマートキーだ。ただ、これは時代遅れなオイラには若干違和感がある。馴れれば楽なのだろう。
粗方の仕様は現用車とソックリなので、まったく違和感が無い。見飽きた連れ添いがキレイに整形手術をしたような印象である。
文句なく気に入ったが、こりゃ高嶺の花であろう。ところが、想像を遥かに下回る価格に驚いた！それでもキズモノではないらしい。さすがマツダである。
ジッと見ていると「買って〜♪」と尻を振っているように思えてきた。お、点検が終わったらしい。結果は・・まったく異状なし。う〜む、浮気は許さんということか。
