シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

FALの弱み

 FALのスピーカーを使いだして6〜7年ほどになろうか。当時からのラインナップは変わらず現行機種であり、オイラのSupreme-C90EXWも当然のように店頭に置かれている。異例のロングランというか、もう新商品を作る気がないのか・・古山のおっちゃんに聞いてみたくなってきた。
 箱はたまに亜種が発表されているけど、フラットユニットは手を入れる余地が無いのかもしれない。これはこれでオーナーとして誇らしい限りで、おそらく我が家のメインスピーカーはもう変わらないだろう。おっちゃんは「ワシが死んでもずっと使えるように作ってある。」と言っていたことだし。さて、そんな愛用のFALも不向きな表現がある。それは重厚な低音だ。
 最近、リビングステレオ・シリーズのSACDの中古を買ってそれを再認識した。壮大なオーケストラを再生するに十分大型スピーカーであるが、ズッシリとした厚みのあるオーケストラを再生できない。低域のレンジが狭いわけではない。重低音の再現は申し分ないし、量感もトーンコントロールでいかようにも増やせる。しかし、多人数で演奏している重みというか、圧力のようなものはユニットのQ値と関連しているのではないだろうか。大型ウーハーの低域とは根本的に違う感触なのだ。
 フルレンジユニットの低音は軽く抜けが良いのが身上なのである。まあ、それが気に入って使っているのだから文句を言うのは筋違いであり、オーケストラの重圧感を楽しむのは不似合いかもしれない。実際にB&WからFALに変わって以来、シンフォニーはほとんど聴いてこなかったと言っていい。
 所詮、すべてのジャンルを好みに再現する単一のスピーカーは望めない。ここは割り切る必要があろう。

パラゴンの置物。168台限定で44000円もしたはず。
ところがこれはシリアルナンバーが無い。でも同じもの。よくわからん・・( ̄Д)=3