シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ボーンコレクター

 15年前のサスペンス映画。先日、深夜ロードショーではじめて観た。題名は何故か見知っていたが、観ずじまいというアリガチな一遍の一つだった。
 主演がデンゼル・ワシントンアンジェリーナ・ジョリーという、見落としたにしてはもったいない作品だ。猟奇殺人犯を追う2人の警察物ではあるが、事故でほとんど動けない科学捜査官と一介の才能豊かな女警官という実に新鮮なコンビだ。この2人が中心となって犯人がわざと残したヒントを解きながら事件の真相に迫っていく。
 いやはや、この2人さすがに若い。特にアンジェリーナは、その個性を魅せながらもキュートだ。昔、サイボーグ2に出ていたDVDを観たときは、あまり彼女らしさがなかった。しかし本作は実に魅力的だ。まだホッペがピチっとしているよ〜(*^〜^*)
 後半まで実にダレることなく、グイグイ観客を引っ張る。しかし肝心の犯人像が割り出されて来る頃になって、あまりにもご都合主義な展開にあれれ・・っと思っていると、意外な犯人がいきなり登場。とりあえずの複線は張ってあるし、そういうことか〜と納得させようという意図は分かる。しかし、サスペンス映画としてこのクライマックスはダメだ。カットが多いのも不満が生じる大きな理由だろうが、作品の主軸は変わらないはず。
 何のための猟奇殺人なのか?何と結びつくのか?結末とリンクしない疑問が残る。シュワのサボタージュのときもそうだった。特にこれはピュアなサスペンスなだけに、そこがキモでしょうと言いたい。まあ、ピチピチのアンジェリーナが警官コスプレをしている姿を見る目的ならいいかもしれない。