2019年のB級サスペンス刑事モノ。
ブルース・ウィリスが出演しているが、脇役でまともな警部補を演じている。実につまらん役で、無名監督のこんな作品の脇でお茶を濁しているとは・・金の亡者が俺を忘れんでくれよと言っているようだ。まったく彼である必要のない役である。
主演は今売り出し中のニッキー・ウィーランで、彼女はいい。抜群の美貌を持ちながら確かな演技力で引き込まれる。今回もただの疲れた女性が悲惨な目に合いながらも、妹のために奮起して汚職警官と対峙していく姿がいい。彼女はこのレベルの作品ではもったいない。マーベルやDCのA級作品で観てみたいものである。
本作の内容は、舞台が夜の病院であり、B級サスペンスに打ってつけの舞台である。そこに証拠隠滅のため2人組の汚職警官が主役の女性を殺しに来る話だ。実にシンプルで、緊張感が途切れないから一気に観終えた。クライマックスになって、悪人の片割れを撃ち殺すブルース・ウィリスは、もしかしてコイツも別の汚職警官というオチか？と勘繰ったが普通にいい人だった。脚本と演出をもう少し捻ってもいいんじゃないかと思う。
