シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

諸星大二郎

好きな作家第2弾である。星野宣之と同列に好きな漫画作家として諸星大二郎を挙げる。というか、オイラはこの2人の漫画しか買わないのだ。手塚賞を受賞した「生物都市」には強烈なインパクトを受けたものだ。彼の初期の頃の絵は、お世辞にも上手いとは言えない。しかし、その独特な画風とオドロオドロしさは唯一無二の世界を魅せてくれるのだ。孔子暗黒伝〜暗黒神話の作品は、もうカルト名作と断言したい。
しかし、彼のライフワーク的な中国舞台の作品群は今ひとつ好きになれない。妖怪ハンターシリーズは大好きなのだが・・まあ、このあたりは好みである。優劣があるわけではない。ただ、どうにも彼の描くギャグ漫画はつまらない。ドッチラケだ。息抜きのつもりなのだろうか?だとしたら、作者の息抜きであっても読む者の息抜きになっていない。
彼の有名な作品である「ヒルコ」が映画化されたことがあった。沢田研二が主演で稗田礼二郎役を演じている。諸星ワールドのカケラも表現し得なかった駄作である。

原作を愚弄するのも甚だしい。

昔買った本がどこへいったのか・・