シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アースラインノイズフィルターの再検証

 2018年の夏、表題のサウンドナイトという商品を入手し、4回に渡ってレビューしている。その結果、改善効果があったのだが、再度読み返してみると結論に至るまで一筋縄ではいかなかったのを思い出した。何故、今になってこの再検証をする気になったのかというと、どうしてもその効果に疑問が拭えないからだ。

 あれから5年半、ずっとパワーアンプのお尻に刺さっているが、これ・・本当に意味があるのだろうか。中古品だったが定価は8万円もするアクセサリーゆえに、効果への期待と先入観が誤認させてはいまいか。というのも、現在主要機器はパワーアンプ以外2芯の電源ケーブルである。そうでなくとも、日本の主要オーディオメーカー品はアースが浮いているものが多いのだ。パワーアンプのJ2は外国製なのでアースは生きており、だからこのフィルターの価値があると思っていた。しかし、ほとんどの日本の家屋はコンセントにアースが引かれていない。家庭内アースは別配線なのである。工場なら分かるが、民生オーディオで何故こんなフィルターが必要なのか?

 オイラは製造メーカーのグランドナイトという会社に率直に質問してみた。すると、コンセントからのアースノイズの引き込みが無くても、他のオーディオ機器とのアースループが問題だと言う。なるほど、そうなると我が家ではアースループが発生していないので意味がない。対象となるのは、海外機器を3芯ケーブルで複数接続している御仁だけになる。

 では何故、音が変わって聴こえるのか・・やはり先入観に引っ張られたのだろうか?ただ、このサウンドナイトという商品自体が電源ラインの介在物であり、フィルターの効果が無くても音が変わる可能性がある。この件もメーカーは認めていた。

 重い腰を上げて確認しようと思う。どうせ埃まみれの背面掃除が必要だったのだ。