シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ドラマ 沈黙の艦隊 ~東京湾大海戦~

 沈黙の艦隊がアマプロ配信でドラマとなって戻ってきた。

 シーズン1「東京湾大海戦」として、全8話を観終えた。本作は、昨年の秋公開された映画の内容を充実させ、さらにその続編を加えた構成となっている。映画は主人公が米国原潜を奪って独立国家ヤマトを宣言するまでを描いたのに対し、ドラマはヤマトと日本が同盟を結んで東京湾から脱出するまでを描く。キリの良いところまでシーズン1でまとめていると思う。

 その再現性についてはかなり満足している。軍事、政治的に大変真摯に捕えて緊迫感が素晴らしい。戦いのリアリティも見事である。まさに今でこそ映像化できる原作の一つだ。さらに、魅力的な新キャラと人物背景を加えて原作に無い深みもある。個々の俳優の演技もいい。オイラは映画を観ていないので時代背景に疑問を持ったが、違和感なく現代にリメイクしていると思う。しかし、原作の描かれた1980年代とは世界情勢が違うので、今後の展開があるのだろうか。当時はアメリカが世界の警察を誇っていた時代であり、対抗できるのはソビエト連邦だけであったが、今では中国が大頭している。まあ、それ以前にシーズン2を予算的に作れるのか否かだ。

 本ドラマの1~4話は映画に肉付けしたに過ぎず、製作費に無理が無い。このクオリティを維持してシーズン2を展開するのは余程の覚悟が必要だろう。


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追伸 2月20日のヤフーニュースで続編製作の発表があった。ゴジラー1もそうだが、最近の日本は気合が入ってるなあ。