シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

クリード & クリードⅡ

 「クリード / チャンプを継ぐ男」と、「クリード / 炎の宿敵」を続けて鑑賞した。

 これはロッキーシリーズのスピンオフとして2015年に公開し、お堅い批評家からも絶賛されたため、A級にとどく予算で続編を製作するに至ったスポコン・ヒューマンドラマだ。

 大体批評家が褒める映画は面白くないのが通例で、本作も例外ではない。それはボクシングよりも人間ドラマに重きを置いているためで、アクションやSF映画のスピーディで意外な展開に慣れ親しんでいるオイラには2時間以上観るのに苦痛を覚える。2作ともこの程度のドラマはすべて先が読めてしまうのだ。そもそもスポーツを題材にした映画は、ルールを逸脱した話が作れず予想の範囲内ですべてが終える。よって主題とは異なる部分でドラマを作る必要があり、かといってクライマックスは大観衆の試合とするのだから、あまり関連の無い話で盛り上げる訳にもいかない。さらに本作は先が分かっているのに、とてもゆっくり進行する。DVDレンタルなら早回し再生したものだ。

 批評家から評判の良い「チャンプを継ぐ男」は、立場こそ違えど前作の「ロッキー・ザ・ファイナル」と似た展開で、オイラとしてはドルフラングレンが復讐に来る「炎の宿敵」の方が面白い。これですら「炎の友情」と同じ流れを辿っている。

 結局オイラのような人間は、このような作品はラストの戦うシーンをユーチューブあたりで観るだけで十分なのである。


www.youtube.com


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