懇意のショップで久しぶりに試聴会が行われる。メーカーはエアータイト(A&M)で、以前もやったので記憶に新しい。(2018-10-15 A&Mの試聴会 参照)
あのときは時間指定の一般的な試聴会であったが、今回はフリー試聴である。この方が敷居が低く、自分の満足がゆく試聴ができるので好ましいと感じる。メーカー派遣の担当者はやりにくいだろうが・・
さて、これまで多くの試聴会に通ったものだが、そのイベントに疑問を感じるケースも多い。それは何が目的で開く催しなのか分からないタイプだ。変換器として音の大半が決まってしまうスピーカーの試聴なら、たとえ部屋の音響が耳慣れなくても聴いてみる価値がある。また、アクセサリーの試聴などは、その有無の変化を知る大きな目的が得られる。疑問なのはアンプメーカーが自社のハイエンド品セールスを目的?に行うタイプで、今回のエアータイトの試聴会がまさにそれだ。
その理由は、そもそも試聴会場の耳慣れないハイエンドスピーカーの音を聴くだけにすぎず、それを駆動するアンプの良し悪しなんて分かるはずがないからだ。「こんなに素晴らしい音ですよ・・」と披露したところで、素晴らしい音となる要因にそのアンプがどれだけ貢献しているのか?これは、他社の同レベルのアンプと比較試聴せねば分からない。例えば、アキュの弩級アンプをリファレンスにするとかだ。
競合他社を比較に持ち出すのはエチケットに反するだろうか。しかし、そうでもしなければ試聴会の目的が果たせないのではないかと思う。オイラはヒマ人なので、当日は見聞に出向くが、その結果はまたリポートしよう。