シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

岩崎宏美

 岩崎宏美はアイドル全盛期に飛び抜けた歌唱力で孤高の存在を誇った歌手だ。

 今でこそ懐メロを聴きまくっているオイラは、当時ほとんど歌謡曲に興味が無く、EPレコードを買ったのは数枚しかない。その中に「ロマンス」「万華鏡」がある。映像の無いレコードを買うなら聞き惚れる声でなければ価値が無い。彼女の声は実に伸びやかで、どの音域でも安心して聴いていられる。上手そうでも、得意な音域だけしかビブラートが乗らないヤカラが多い中、彼女はかなり低い声でも聴かせてくれる。さらに、メロディがドラマチックなものが多く、声に存在感が無いと演奏に負けてしまうのだがまったくノープロブレム。他のアイドルには絶対置き換えられない本格実力者だ。

 今は当然、そんな彼女のベスト盤を持っているのだが、懇意のショップで2枚組の中古が格安であったので買ってみた。(中古ソフト専門店なら10倍の価格で売られてもおかしくない。店長は中古ソフトごときで商売しようとは思っていないのだ。)

 手持ちのベスト盤は「全曲集」と言いながら16曲しか収録されていない。だから8割近くは耳馴染みのある曲だ。買った2枚組は「ベストセレクション」と言いながら39曲もある。全曲聴いて驚いたのは、なんとその9割は既知のメロディだったことだ。当時いかに歌謡番組が多く、そして彼女の曲が露出していたかが知れる。

 中でも「銀河伝説」が素晴らしい・・と思ったら、宇宙戦艦ヤマト3の挿入歌だったのね。オイラは、沢田研二島倉千代子が歌った曲ならハッキリ覚えていた。この曲はどこかで耳にしたと思ったら・・頷くものがあるなあ。


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