2019年公開のB級SFアクション作品。
これは「エクスペンタブルズ」の公開後、同じようなプロットで作られた傭兵チームによる活躍を描いた一遍で、違うのは敵が近未来人型ドローン部隊という点だけだ。
俳優はもちろん、2流アクション俳優を採用。それでもどこかで見たことがあるな~といった顔ぶれだ。その中でも注目なのはダン・サウスワースという、スタントやモーションアクターが本業の御仁で、実際に俳優として出演する作品が少ない。そんな彼の見事なナイフ・アクションがたっぷり観られる。あと、気が付かなかったのがマイケル・パレが悪役で登場している。「ストリート・オブ・ファイヤー」が懐かしい。
本作はその殆どをドローンとの銃撃戦に費やしており、若干飽きがくるが傭兵メンバーが個性的なので救われる。以前流行ったストップモーションを多用するのも漫画チックな作風とマッチしていて違和感は無い。ツッコミどころは多いが、それも酒のツマミとして許せてしまう。ドローン壊滅後に黒幕と対峙してどうなるかと思えば、殴り合いとは・・その末、傭兵らしく金で解決するというのがいい。新しいダークヒーローだ。
残念なのは俳優に吸引力が無いため、題名に傭兵チームの名が冠せられないこと。結構このチームは面白いので、続編が観たくなった。