シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

季刊・オーディオアクセサリー 188号

 毎度、ガレージメーカーの紹介ソフトが付録されているが、明らかに宣伝目的。それも地味な器楽曲ばかりで実につまらない。以前は路上演奏のジャズを生録したものや、オーディオチェックに使える面白い音源があったものだ。オマケとしての魅力はなくなってきたと言っていい。

 さて、本号のメインは「さあ、これからのオーディオを語ろう」と題して、昨今露出の多い4評論家の対談だ。これを読むと、若い土方評論家が蚊帳の外といった雰囲気があり、とても不愉快な印象を受ける。しかも延々と話が続いても何も内容が無い。論者の世界の薄汚れた上下関係が透けて見えるようだ。

 商品紹介にはあまり興味がないが、今回の表紙にもなった韓国製のプリメインアンプのデザインには驚いた。一見、ナグラのコンセプトを匂わせる斬新さだ。オーディオは顔だと言い切る寺島靖国御大などはどう感じるのだろうか。私的にはやりすぎな印象を受ける。何でもそうだが、どうも東洋人はデザインセンスが悪い。

 アクセサリーでは、GND Defenderという電源ケーブルとインレット間に挟むタイプが登場。アースループを断ち切る目的の商品で、テスターの識者からは大絶賛のようだ。しかしこれは質の高い2芯の電源ケーブルを使えばいいだけのことで、インレットにアースピンの無いマランツやデノンには関係のない商品だ。まあ、なんとか市場を賑わそうとする姿勢は買いたい。