シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

トラポのセッティングを変えてみる

 CECのトラポのセッティングについては、購入してから半年ほど試行錯誤して決定した。それは、人工大理石のボード上にアコリバのRKI-5005とピラミッドコーンをカップリングしたインシュレーターを置き、トラポの底板にダイレクト3点支持させるというものだ。(2022-1-22 好みの音へ 参照)

 このセッティングは熟考しただけに非の打ち所がないと自画自賛。余計なカラーが付かず、高度な解像度と透明感を持ちながら広大な音場感を魅せるものだ。さらに明確な音像と深い奥行きがあって満足である。1年近くこのセッティングで通してきたが、年末の大掃除を切っ掛けに変えてみようと思う。

 理由は、厳格な正当ハイファイを煮詰めてきた弊害で粗の出るソフトが多いからだ。オイラは音が良いソフトばかりを聴くわけではないし、粗削りなソフトにお気に入りの音楽が結構ある。これまでの経験で、質を落とさず懐の深い安堵感を狙ってみようと思う。ダメなら元に戻せばいいのだ。

 具体的に何を変えようか。新たに高価なアクセサリーを買う気はない。まず、ボードを人工大理石から山本音響工芸のアサダ桜ボードにする。このボードは明るく美しい響きがあるが、使い方が悪いと響きが過多になって露骨に解像度を落としてしまう。ここは以前、DACのセッティングにこのボードを使ってみたとき、ダイヤモンドフォーメーションに軟質材を置いて浮かす方法が良かった。(2019-02-02 山本音響工芸B-45 参照)あの手法をトラポに使ってみよう。そして、機器の足下にRKI-5005を挟んで4点支持としてみる。

 オイラの機器は、スピーカー以外すべて3点支持の底板ダイレクトインシュレーションだ。そこをあえてトラポだけ4点支持に戻す狙いは・・これは3点支持ではRKI-5005が一つ余ってしまうというケチ臭い気持ちもあるが、このシリコンはTL3 3.0のアルミ製フットと相性がよいらしい。後はボードの響きを考慮した総合判断だ。 ~つづく~

※このトラポは使い方に応じて面白いほど音が変わる。