シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ゴーストバスターズ/アフターライフ

 2021年公開のA級SFファンタジー作品。

 ゴーストバスターズが公開されたのが1984年、パート2がその5年後で大きな話題になった。公開当時はディスコやブラコンに狂っていた大学生だったので、レイパーカー・ジュニアの曲に嵌ったものだ。昔は明らかにコメディだったが、本作はもうコメディとは言えない。これはファミリー・エンタメと言った方がいい。

 ゴーストバスターズは2016年に超A級の予算を投じてリブートされたが、路線が同じでは評価も低くかった。オリジナルの正当な続きに戻って、しかも完全に傾向を変えて登場したのが本作だ。

 A級といってもリブート盤の半分の予算である。舞台を片田舎とし、エキストラも極小でアクションは後半に絞っている。これを期待外れと取るか否かで評価は分かれよう。前半に描かれるファミリーの日常がとても微笑ましく、各キャラが浮き彫りになって飽きさせない。オイラはとても好意的に受け取った。そして、徐々に他界した爺がゴーストバスターズの一人だったことが判明してくる。とても流れが分かりやすく、オバケや科学に懐疑的だったのが、コロっと意趣替えする様は今風で良い展開だと思う。

 なにより主人公を演じるマッケナ・グレイスちゃんが可愛い!主演作を見ればもはやベテラン子役で、ちょっと垂れ目な変わり者の女の子がお爺ちゃんの名誉のために奮闘する。吹替も絶妙でキュンとなってしまう。そして、クライマックスは懐かしいメンバーも揃って大団円にホロリとする感動もプラス。

 まったく期待していなかったが、アメリカの片田舎の風情もあって大変心地よいファミリー映画だと思った。


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