シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード

 2021年公開のA級アクション・コメディ作品。観終わって知ったが、2017年公開の「ヒットマンズ・ボディガード」という作品の続編だったようだ。

 出だしがどうも半端な人物紹介だと思ったら、なるほどである。しかし、ちょっと観ただけで主役級の立ち位置が分かり、さらに前作のバックボーンも教えてくれる親切な造りなので本作だけ観てもまったく問題ない。まあ、アクション・コメディなんだからストーリーは大して重要ではなく、やたらと楽しくて後味が残らないエンタメの王道だと思う。

 出演俳優も豪華。ライアン・レイノルズサミュエル・L・ジャクソンサルマ・ハエックモーガン・フリーマンアントニオ・バンデラスフランク・グリロ・・まさにお祭りだ。対立構造で個々に見せ場があって、古臭い構成なれどこれが一番盛り上がるのは確かだ。しかし、この手のA級エンタメならもっと弩派手でもいいのではないか。それなりにオチもあって、チャンチャン!と締めてはいるけど、ビールを吹き出すほどの荒唐無稽なアクションや笑いがあったとは思えない。また、主人公は何度も車に跳ねられるが、まったく怪我をしないのはコメディというよりトム&ジェリーの世界であって、悪い意味でバカバカしい。

 前作を観ないで文句を垂れるのもなんだと思うが、この路線で半分以下の予算のB級品じゃその気も起こらん。実際、独占配信のネフリも契約していないし、ツタヤにも置いて無さそうだ。


www.youtube.com