2013年公開のアクション・コメディ。アメコミが原作の映画化らしい。
まず本作についてだれもが思うのは、「ゴーストバスターズ」と「MIB」を足して2で割ったようなものだという事。賑やかしにはいいかもしれないが、本気で企画するようなものでもなかろう。作る前からどんな評価を受けるか想像できそうなものだ。なのにライアン・レイノルズやジェフ・ブリッジズ、ケビン・ベーコンらを配してA級予算で仕掛けたのだから本気だったようだ。
結果、市場はバカではなかった。興行的には失敗に終わり、続編の予定もない。しかし、オイラはとくにダメな演出を感じることもなく、結構楽しんで観れた。死んでからも現世で自由に振舞えるが、別人に見えているというアイデアもいい。ただ、ライアン・レイノルズは「デッドプール」のようなコメディをやるくせに、笑いのセンスが感じられない。ジェフ・ブリッジズのキャラに喰われてしまっている。A級作品でこんな役ならクリス・パインやクリス・ヘムズワースがいいだろう。
でもこれは大作にすべきではなく、既視感満載のB級コメディにすべきだったと思う。