オーディオ系の壁コンにコンセントベースを導入したとき、JISとULの規格が混載状態だったのをUL規格に統一した。そのときは、とりあえず普通のステンレス製コンセントプレートを新調したものだった。今回これに手を入れてみよう。
9年ほど前、以前のJIS規格プレートにも対策をしたことがあった。(2013-8-28 電源対策 参照)しかし、その効果はハッキリしなかった。今回はすでに防振対策されたフルテックの102-2Dを買おうかとも思ったが、一つ5千円弱と高価だ。ホームセンターに行くと、片面ブチルが一巻き千円ほどで売られている。昔ブチル教徒だったので20~30年前なら悩まず買って実施しただろうが、今では失敗すると予想が付く。現在の音がほとんど不満が無いものなので猶更である。間違いのないのはやはりfo.Qだろう。
9年前はDS-25Eというfo.Qのディスク防振タイプの余りを使った。今回は手抜きせず、それ用のシートを購入し、プレート背面の要所に貼ってみる。でも9年前に効果が分からなかった対策を何故繰り返すのか。実は防振の対象が違うのである。
以前は嵌めこみ式のJISプレートであったので、fo.Qをいくら貼ってもプレート自体の防振にしか寄与しない。しかし今回はUL規格なので、プレートとコンセントがネジで直接固定される。つまり、固定接触する部分にfo.Qを貼ればプレートのみならず、コンセントの防振も可能となり一石二鳥が狙えるのだ。
効果はあろうが、それが現在の満足した音に吉と出るか凶と出るかは分からない。しかしこの対策は正統派であり、これで癖が乗るようなら他を見直す必要があろう。