コンセントベースを導入するにあたり、コンセントそのものはどうしようか。PSオーディオ製は残したい。長年これが電源の根幹だったのだ。また、純粋にコンセントベースを付けた事の変化を確認したいし。ただ、隣の松下製WN1318は変えよう。UL規格とJIS規格が混在するのは、やはりプレート(カバー)が特殊なものになってしまう。よって、UL規格に統一するとし、安い松下製のWF3003Wにした。もちろん、メインで使うつもりはないが意外と良いかもしれない。プレートもステンレスの標準品だ。
晴天の休日午後に工事に来た。大した器材の移動もなく取り換えできるようで、まずはホッとした。工事自体は4口コンセントを2箇所取り換えて、アルミ製のベースを介在させるだけであり、簡単に終わるかと思った。ところがそうもいかないのだ。
我が家は一般的な住宅であるが、オーディオ用の壁コンセントだけはブレーカーから専用とし、ニスケで配線している。これが実に硬く太いため、ラグを噛ました接続後に押し込むと反発力でラグが折れてしまうのだ。工事が終わったと思い、仕上げにテスターで計ると通電しておらず、再び外してみれば配線が外れてしまっている。これが2回もあった。
やっとOKとなり、後はプレートを付けて終わるはずだった。ここでもトラブル発生。UL規格にプレートを付けるには、コンセント中央にネジで固定することになる。ところがPSオーディオのパワーポートは、ねじ切りの穴が浅くて締められないのだ。ワッシャーを挟もうとすれど大きさが合わない。そこでオイラは自宅にあるプラ版を加工して挟めばどうかと提案。ちょっとカッコ悪いがこれで解決した。
さあ、ドキドキの音出しだ。 ~つづく~