シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アコリバ IP2Q

 IPSQは出力端子防振ピンである。SIP-8Qというショートピンと違って振動制御だけの目的であり、こんなものは単体で違いが分かるようなものとは思えない。メーカーも単体では売れんと思ったのか、RGC-24の固定用具として付属させている。

 RGC-24は仮想アースのレジェンドで、今ではRGC-24Kとしてバージョンアップし、価格も跳ね上がった。オイラはこのRGC-24を2つ持っていて、外部クロックとSACDPに使用中だ。しかし、SACDPの方は中古品であるためIP2Qが付いておらず、機器の背面に端末のYラグを引っかけて使用していた。たまに外れていて気が付かず・・は、恥ずかしながらよくあること。今回、IP2Qが2個中古で売られていたので購入し、しっかり固定することにした。

 ある仮想アースの記事を読んでみると、接続は強固にやらないとダメだという。ホントか?触れて通電すればいいのではないか?実際、その方法でRGC-24の有無を実験したこともある。(2014-3-20  仮想アースの実力 参照)まあ、その辺の確認も含めてIP2QをマランツのSACDPに使ってみよう。

 微妙な比較なので、サブシステムでニアフィールド試聴とした。まずはSACDPのRCA出力端子にIP2Qを装着してみると、これが予想外に低音の抜けが良く解像度が高い。ボーカルの音像も、無いときに比べると明らかに輪郭明瞭だ。こんなもの単体でも違いがハッキリあるのだから驚いた。

 それではRGC-24のYラグをしっかりIP2Qに噛ませてみよう。・・変わらんなあ。そもそもアースの有無の比較でもないのである。オイラの駄耳では無理な話だ。しかし、これで不用意に仮想アースが外れることはなくなった。それが本来の目的だからいい。

 アコリバではSIP-8QやIPSQの上級器としてリアリティエンハンサーというものがあり、大変高価だ。アコリバの試聴会でその有無の違いを聴かせてもらったが、そこまで投資するものでもないだろう。

※ この画像の中に、ケーブル系以外のアクセサリーが12個写っています。異常だ・・どれか分かるかな?