シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

仮想アースの自作

 Silver Minimusはプリアンプに設置し、体の一部と成した。前段機器のCDPと外付けクロックにはアコリバRGC-24がある。しかし足りず、日本オーディオのDACには無い。仮想アースは共有しないのが鉄則、手頃な中古品はそうそう出会えないのだ。
 というわけで、仮想アースを自作することにした。自作している人は沢山いるようで、数多くの自作報告がSNSにアップされている。それらを参考に、なるべく金を掛けないで作ってみた。
 普通なら作り方を写真でアップするところであろうが、効果があるか分からんモノの構造を写真に収める気にならず、まずは結果を聴いてみる。
 実に見栄えの無い物体を、これまでと同様の方法でテストする。正直言ってスピーカーの自作とは違うので、その効果にまったく自信がない。そもそも市販の仮想アースはブラックボックスで、その理論も定まっていないオカルトまがいなのだ。
 まずはプリからSilver Minimusを外し、代わりに自作品を繋げてみる。すると意外!効果が認められるじゃないか��(゚◇゚;) 先入観や期待感が深層に無いとは言わない。客観視に努めて聴いても、無しの状態からは明らかにSNがアップしている。混濁したオーケストラが整然と配置されて見えてくる。カメラのピントが合ったような感じだ。これは市販品に勝るとも劣らない向上である。そして、バランス的に中低音の厚みが増えており、そのため重心が下がったような印象を覚える。
 Silver Minimusに戻すと、SN感に違いは感じられないがさすがに品が違う。一気に高域が美しく伸びやかに抜けていく。しかし低音に注目すると、自作品と有意差ない。つまり、高域の表現力以外は自作品も結構イケテルということだ。
 いやはや、こんなに好結果がいきなり出てくるとは思わなかった。どうせ効果が無いだろうと改造も考えていたのだが、このままいけるかもしれない。次はいよいよSilver Minimusをプリに付けたまま、本命のDACに付けてみよう。

今後も改良を前提なので、仕上げは念頭にない。どうせ見えないトコに置くのだ。