シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

入院

 突然ですが、入院することになった。入院は2010年の冬に大腸癌になって以来である。

 4月に入ってからだ。何だか目が霞むのである。初めは疲れか春の季節的な現象だろうと思っていた。しかしどうも目の周囲が腫れぼったいので眼医者に行く事にした。医者は初期の白内障があると言う。年をとれば仕方ないと笑っていた。これからこの霞目と付き合っていくのか・・ガッカリして会計を待っていると、看護師が来て「すぐ先生のとこに戻ってください。」と言う。なんだ?いぶかしげに診察室に行くと、検査結果から緑内障の可能性があるので、視野検査を受けた方がいいと言う。これはマズイことになった・・

 緑内障は怖い病気だ。視野検査は初めて受けたが、光る点が見えたらボタンを押す行為を何度もさせられ、異様に眼が疲れた。しかし、結構いい感じで見えていた気がする。あれなら大丈夫だろうと思い、控室で結果を待った。呼ばれて行くと、予想もしていなかった恐ろしい結果が待っていた。

 両目の視野がまるで割ったように外側半分が悪くなっている。実は眼医者の検査で片目を隠すと、綺麗に外側半分だけが霞んでいる事に気が付いていた。普段、片目になる事が無いので分からなかったのだ。そして医者は神妙な顔つきで「これは脳外科に診てもらった方がよい。」と宣言された。オイラも以前は医療従事者の一人だったので、解剖学的な説明に納得した。これは大事になってしまった・・大ショックである。

 眼医者の紹介で、近くの脳神経外科病院に行き、MRI検査を受けることになった。40分も磁気の中で固定され、その結果画像を見て諦めが付いた。待っている間、僅かな希望にすがっていたが張り詰めた心に穴があいた気分だ。とどのつまり、手術である。

 この病院では対処できず、結局医科大学付属病院を紹介され、担当医師が決められて入院の予約が決定した。入院中、詳細な検査後に病名と術式が決定される。ただ、あらかた担当医師の診断は聞いている。それが的中であれば、手術は予想より大掛かりなものではなく、2週間ほどで退院できそうだ。

 入院は6月16日からである。ブログは病棟からスマホで可能な限り続けるつもりだ。