シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

入院 退院前

 手術後の鼻の詰め物やドレーンは抜かれ、呼吸は楽になった。終始鼻が詰まっている花粉症の人の苦しみがよくわかった。そして、点滴ラインも取れて身軽になり、後は検査と診察くらい。退院までは、体力回復を目指すだけである。

 そう言えば、左側頭部を何気に掻いていたら、乾いた血の固まりがポロポロ落ちてきた。そこを押すと少し痛い。なんだ?こんな負傷をした覚えはない。看護師に聞くと、手術で頭を固定したときの傷だろうとの事。どうやら尖った万力みたいな器具で頭を挟み、ブレないようにして精密な手術をするらしい。麻酔下でまったく分からない事だったが、その手術光景を想像すると、まるで中世の拷問の様でゾッとする。

 術後数日経っているが、霞んだ視野の狭い視界はあまり変わっていない。担当医師に聞くと、徐々にゆっくりと明るく見えてくると言う。気長に待つしかあるまい。

 今回で二週間ほどの入院を2回経験した。その共通した傾向は、術前は検査ばかりで暇、手術そのものは全身麻酔なら寝て終わり。目が覚めた後、安静状態でいるのが地獄。身体中の管が抜けると、退院まではとても楽・・といったところだ。