シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

キャッシュトラック

 昨年公開のクライムアクション作品。

 主演はジェイソン・ステイサムで、例のごとく無敵の強さを持ったハードな男を演じているが、今回は派手な体術がない。それは役柄がいつもと違うからだ。

 内容は、現金輸送車強盗に息子を殺されたギャングのボスが、あらゆる手段を使って犯人を追い詰める話である。そのためには、自分が現金輸送車の警備会社に就職までして情報を得ようとする。これが警官だったりする作品は巷に多いところ、ワルの親玉が主人公というのが新鮮だ。だから軽快なアクションは似合わないというわけである。

 作品の進行には工夫があり、観る者の関心を追うようにエピソードを区切ってくれるので大変分かりやすい。そして、かなりハードだ。アメリカの警備会社への就職率がかなり落ちそうである。派手な爆破やカーアクションなどは全くない。よって、アクション作品としては地味な部類になる。それでも目が離せないのは、ガイリッチー監督の手腕と、ステイサムのオーラだろう。

 数多くの著名な俳優が脇で出演しており、それを観るだけでも楽しい。私的に、ステイサムのギャング団が活躍する街の必要悪を描いた続編を観てみたいものだ。


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