シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

トランスポーター イグニッション

 ジェイソン・ステイサム出世作、トランスポーター3作目を公開してから8年後、2015年にそのリブート作として本作が公開された。

 当時、結構CMにも力が入っていた記憶がある。しかし、オイラはまったく興味が湧かなかった。リブートとは同じ題材を一から仕切り直すことだが、10年も経たずして作り直すほどつまらない作品だったとは思えない。ジェイソン・ステイサムのクールな運び屋は実にカッコよかった。イグニッションの予告を観てガッカリしたものである。それがBSで放送されていたので暇つぶしに観ることになった。

 総評してしまえば、トランスポーターのリブートではなく、全く別のアクション作品と思えば悪くない。主人公親子がコールガールの復讐劇に加担していくストーリーは嫌いではないが、これってジャッキー・チェンの映画で似たのが無かったか?ウィキを見て納得、中国資本が入っているようだ。

 それにしてもである。主役の俳優に魅力が無い!まあ、あのクールな中に男臭い色気がムンムンのステイサムの代わりでは可哀そうだ。この俳優は「アリータ」で主人公にチョッカイ出す子悪党が似合っている。

 リブートの新味として、百戦錬磨のスパイだった父親をレイ・スティーヴンソンが大変魅力的に演じている。おかげで主役を喰ってしまった感があり、彼が主人公の作品があってもいいと感じた。

 本作はトランスポーターを名乗ったことで、自分の首を縛ってしまった失敗作だ。


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