シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

オーディオラック

 今日はラックについてお話ししたい。オイラが趣味人デビューしたてのデビューしたての頃は、オーディオラックといえばYAMAHAのGTラックだ。振動を嫌うオーディオ機器には、質実剛健なラックが必要と誰もが疑わなかった。近年では重量級のラックは影を潜め、科学的に振動を逃がしてしまう素材や構造の高価なラックが主流となってきている。

 我が家のラックは、最初21㎜合板を使った自作品だった。当時は自作に嵌っていたので、そのラックには脱着可能な扉も付けたものだ。子供が小さかったので、大切な機器へのいたずら防止である。アキュのA-50を導入したとき、サイズの問題でラックを作り直す必要があり、今度は職人に依頼して作ってもらった。ところがオーダーした木材ではなく、しかも勝手に薄い裏板まで付けてよこしたので憤慨したものだ。しかし、実家の大工との付き合いもあってこれを今でも使っている。おかげで、狭いラックの中でボードやインシュレーターを使う必要が生じ、使いこなしの奥深さを知ることになった。

 市販のラックはあらゆる機器への凡庸性が不可欠なので、我が家では大きすぎるのである。これは庶民オーディオ趣味人なら多く感じているのではないだろうか。特に奥行きが深すぎる。背面は配線の入れ替えが必要でさらに前に出す必要もあり、大変スペースを取られるのだ。自分で設計したラックは必要最低限のサイズに作れるのが大きな強みであり、どんな高価な市販品でも変えられない魅力である。