昔見たマニア紹介記事で、機器のインシュレーターを重ね過ぎて「賽の河原」の様相に笑った覚えがある。しかし、我が家のメイン・スピーカーケーブルはそれと同様ではないのか。現在の対策ぶりは以下の通りだ。
本当はこれ以外にも、あり合わせのケーブルインシュレーターやSP端子の振動防止にバナナプラグを空身で刺してある。だれが見てもやりすぎだと思うだろう。それでも一つ一つ意味があって、試聴確認しながらやってきた結果なのだ。でもって、その実験は簡単。これを全部やめて最もシンプルなカタチにする。どうせなら毒を食らわば皿まで、高価なオーディオケーブルの是非も含め、安い業務用ケーブルで試してみよう。
前置きが長くなった。替えるのはカナレの4S8で、昔から信頼性抜群のプロ用だ。この4芯スタッカード線をバイワイヤ接続で何も加えず直結する。(アンプとの接続都合上、バナナプラグSRBMだけは共有した。）スタッカードのシングル接続にしないのは、比較する現状がバイワイヤだから。ジャンパー線の要素を排除したい意味もある。買っても2mペアで1000円前後であり、これに負けたら寝込むこと必須、さあ、ドキドキの音出しである。 ～つづく～
