シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ローカルアースを見直す その2

 最初、耳タコCD3枚を立て続けに聴いてみたが微妙だ。低音の解像度が上がって力感が増したような気もするが、気のせいかもしれない・・

 実は簡単と思えた接続作業が思いのほか手こずった。機器背面に入り、つりそうな体勢でヤスリを使って塗装を剥がす作業はきつかった。鉄の地肌を出すまでには汗だくになり、作業が終えると疲労で微妙な比較試聴をする自信が無くなってしまった。苦労の後は改善してほしいという期待が判断を狂わせる。したがって、翌日冷静になった頭と体で聴くことにした。

 日が変わり、体調万全で試聴再開。ああ~違う違う、下地の透明感が違う!水彩画を描く白紙がさらに白い紙に変わったかのようだ。雑味が消えて混濁感がとても少ない。イルディーボのフォルテも聴けるようになってきた。クラシックのホールに広がる余韻が大変キレイで、奥行きがさらに深く感じられる。意外だったのが、好録音だと思っていたCDにノイズが多いことが判明したり、逆にデッドで平面的と思えた録音がそうではなかったりと、ソフトが再評価できた事。

 正直言って、もうSNの向上があってもオイラには分からないかもしれないと思っていた。まだ伸びしろがあったわけだ。そういえば、重低音の出方が変わった。今までフワっとした傾向だったのが、ズンっと重みを感じる。これは想像だが、仮想アースが鉄板であるため、その素材が影響している気がする。しかしこの感じは嫌いではないのでポジティブに受け入れよう。他の機器の仮想アースも逐次見直していきたい。

f:id:sima1234:20211025221837j:plain