シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ゴースト・オブ・マーズ

 2001年公開のSFアクションホラー作品。

 ジョン・カーペンター監督が自分の好みをやりたい放題やった感のある作品。おかげで公開後すぐに打ち切りとなった。なんとも潔い。(笑)

 主演はナターシャ・ヘンストレッジ。「スピーシーズ」シリーズで容姿を売ったが、パッとしない女優だ。共演するのはラッパーのアイスキューブ。日本では「トリプルX」シリーズぐらいしか知名度はない。しかし本国では映画のクレジットが主役より先に紹介されるほどの有名人。そして「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアが隊長役で登場。なにより、スターになる前のジェイソン・ステイサムが3番手として活躍するのが必見だ。

 なぜ不発で終わったかは簡単に想像できる。SFでなくてもいいのでは、残酷描写は必要か、ゾンビと何が違う、無駄な回想シーン・・ツッコミどころは多い。しかし、カーペンター監督が、俺が好きでやった事だと開き直りそうな彼らしさを感じる。これを見ろ!といったシーンの詰め込みだから変なところもあるが、昔のホラーやアクション映画なんてそれが普通だった。ストーリーをとにかく単純化して、己の魅せたいビジュアルに拘るのだ。マッドマックスのようにカルト化するのは無理でも、忘れ去られるのは惜しい鬼才の作品だ。


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こりゃヒデエ予告編だ。これじゃ客が入らんハズだわい。