シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

フレンチ・ラン

 2016年公開のA級(たぶん)アクション作品。

 公開当時、あまりにリアルな世相設定と実際のテロ事件が重なって話題となった作品らしいが、各国の公開日がかなりズレ込んだためか、公開の遅れた日本での評判はイマイチであった。

 主演はイドリス・エルバ。彼は実に渋くてカッコイイ俳優だ。「ワイルドスピード/スーパーコンボ」で、あの弩派手な2人を真っ向から相手にして存在感で負けていない。本作でも、あの図体に似合わぬスピード感の高いアクションが堪能できる。

 構成はよくあるバディ・ムービーなのだが、無茶で武骨なCIAエージェントとスリの小物という異色なコンビが面白い。特にスリの特技を使った情報収集が面白く、表題通りパリの街を駆け回る様は観ていて飽きない。話の展開は「ダイハード」と同じようなものなので、酒が入っていても分かり安いのも気に入った。上映時間が90分強と短いのもオイラ好みだ。

 どうでもいい事だが、悪の黒幕を演じたジョゼ・ガルシアという俳優は、まことにロバートダウニー・Jrと似ている。オイラは本当にアイアンマンが悪役か~と思ったほどだ。


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