昨年公開のA級アクション作品。
ビル火災とテロを相手に奮闘する勧善懲悪エンタメで、主役を張るのはドゥエイン・ジョンソン。前回観た「MEG ザ・モンスター」同様、中国資本の入ったA級品なので実に派手だ。「タワーリングインフェルノ」や「ダイハード」に似ていると批判されているそうだが、当たり前である。何を今更、アホかと言いたい。クライマックスは「燃えよドラゴン」もパロっているし、そこが面白いのだ。米国映画はどうせアイデアが枯渇しているので、過去のリメイクしかヒットさせられない。モノマネのどこが悪いと言いたい。
それに、ただのモノマネではない。主人公は爆発で左足を失った元FBI隊長で、義足を履いたアクション作品はお目にかかったことが無い。ロック様は義足を使う人を事細かに演じている。
エンタメにツッコミは不要だが、しいて言えばFBIを退職してトラウマを感じている人が、あんなマッチョに鍛え上げられた体を保っているのは苦笑するところ。
アクションもこなす奥方役はネーヴ・キャンベル。「ワイルド・シングス」の若き悪女が懐かしい。それと、まともな捜査官リーダー役にバイロン・マン。彼はアクション俳優として一歩引いて顔を売ってきたが、今回はアクション無しでも存在感はあった。
こういった酒のツマミに美味い作品は、今後もジャンジャン作って欲しい。ガンバレ中国!( ̄ー ̄)//””