シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

シグナル

 ツタヤで興味ありげな低予算SFを2本借りたら、凄い偶然なことに同じ2014年製作の同じ主役(ブレントン・スウェイツ)によるものだった。

 その1本が本作で、C級予算のアブダクションものである。脇でローレンス・フィッシュバーンが演じている。彼は役柄として何をしでかすか分からない不気味な男を演じる事が多く、この作品でも彼の存在感で引っ張っているといっても過言ではない。

 予算上登場人物は少なく、お決まりの閉鎖空間で緊迫感を出す定番のパターンだ。このブレントン・スウェイツという若者も、味のある顔つきで演技もいい。ただ、ベビーフェイスであるがスターになるオーラは無い。

 さて、C級品だからアイディアがすべてだ。その優劣は例外なくクライマックスからラストの展開で決まる。そのあたりも王道路線であって悪くはないが、SFを見慣れた人間には「やっぱ、そんな落としどころだろうねえ。」の平凡なしろものだ。古臭いのである。

 何度も言うが、予算が無いのだからマニアでも予想しないアイディアが無ければ作る意味はない。


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