シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ベンチャーズ歌謡

 ベンチャーズについては今更紹介もあるまい。60~70年代に怒涛のブームを巻き起こしたエレキインストのグループだ。

 ベンチャーズブームは大阪万博の前後だから、オイラがまだ小学生の頃だ。当時はアニキの影響でビートルズに憧れていたので、ベンチャーズについて知ったのは中学から高校生になってからだった。しかし、インストといえばポールモーリアを代表とするイージーリスニングの大ブームに呑まれ、おいらには関心が湧かなかったものだった。

 オイラが注目しだしたのは、近年になってオーディオ再生にナツメロを聴くようになってからだ。実はベンチャーズをまったく意識していたわけではない。渚ゆう子奥村チヨ、歐陽菲菲といった歌手のベスト盤を買って気に入った曲が、どれもベンチャーズが作曲していたことで関心が湧いたのである。

 キャッチーなメロディとカッコよさは誰もが頷くところだろう。オイラは加えてオーディオ的側面でも注目した。たまたまであろうが、「京都の恋」「北国の青い空」などは、エレキベースの厚みが素晴らしく、スピーカーの低音に締まりが無いとブヨブヨになってしまう。また、当時の音楽は中高域が乾いて明るいので、システムに癖やピーキーな部分があると五月蠅くなる。私的にこの2曲を試聴盤に加えてから、自宅のシステムの音が良くなったものだ。

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 「ベンチャーズ~エレキが綴る日本のメロディー~」というCDを最近買ってみた。するとどうだ、実につまらんではないか!Σ( ̄ロ ̄lll) 本当にベンチャーズの演奏なのか?オイラには良さが分からん。