毎年楽しみにしているニューイヤー・コンサート。今年の指揮者はリッカルド・ムーティだ。歳取ったなあ・・
NHKの進行は林田さん。えらく着飾ってしまってアングリ。ブラタモリのアシスタントをしていたときが可愛かった。やたら前置きが長くてなかなか始まらないのは例年通り。やっと始まると、新型コロナで無観客コンサートのため実に寂しい。絢爛豪華なムジークフェラインザールが哀れだ。そして、拍手はオンラインで数千人の視聴者から送られてスピーカーで流された。
演奏はとてもダイナミックで良かった。選曲もオイラの好みで、特に後半1曲目の喜歌劇『詩人と農夫』序曲(スッペ)がいい。この曲を聴いてCDが欲しくなった。しかし、無観客ライブの録音はどんな音で収録されているのだろう。また、響きにかなり気を使ったらしいが、無観客と満席ではどうやっても同じ響きにはなるまい。会場に流された観客の拍手も収録されているのだろうが、これが実にしょぼい。数千人からの拍手なら、生も超える大音響で流してもらいたかった。
今回、初の試みが災いしてか、何度も放送が途切れた。年1回の音楽特番として、放送事故に等しい失態だ。