納車の翌日、母親を連れて初ドライブしてみた。もちろん、走行テストではなく、老齢な母親の思い出の場所巡りである。
前日にサラっと取説を読んでみた。思ったのは、実に無用な機能が多いことだ。特に走行アシストや安全機構はとても覚えきれるものではない。それらは容赦なく働くので、ドアが開かないとか、突然警告音が鳴るとか、その理由を考えるのが実にやっかいだ。基本的な安全機構だけがあれば十分なのであるが、余計なお世話が多いのである。もちろん、そんなお節介機構は切ることもできる。まあ折角付いている事だし、しばらく付き合ってみるとしよう。
さほど騒音も気にならず、車内の会話の邪魔になることはない。さすがに急な坂道は苦しそうだ。多少ブレーキの制動が甘い気もする。そもそも無茶な運転はしないので、この程度は個性の範疇だ。すぐ慣れる。4時間ほどのお出かけであったが、母親からネガティブな感想は無かった。明らかに乗り心地は低下したはずだが、スピードをあまり出さないので気にならないようだった。納車されたときは、無用に天井が高いと感じたが、それは長時間車内にいると狭い軽自動車の窮屈感の緩和になっているようだ。
総じて満足度は高い。オイラには贅沢すぎるほどの機能性だ。ただ、それゆえに細かなトラブルに対応しかねるのが難点か。
